世界で住みやすい都市第三位アデレード!

先月、英紙エコノミストの調査による【世界で最も住みやすい都市2021】が発表されました。

私の住む南オーストラリア・アデレードは第3位にノミネート!
毎年オーストラリアからはメルボルンが上位にいましたがアデレードが今年はオーストラリア国内で1番に。
今回はアデレード在住の私が思うアデレードのあれやこれやをシェアしていきます(/・ω・)/

2021年住みやすい都市ランキング

1位オークランドニュージーランド
2位大阪日本
3位アデレードオーストラリア
4位ウェリントンニュージーランド
5位東京日本
6位パースオーストラリア
7位チューリヒスイス
8位ジュネーヴスイス
9位メルボルンオーストラリア
10位ブリスベンオーストラリア
英紙エコノミスト調べ

今年のランキングはこんな感じ。

トップ10の中にオーストラリアからは4都市、日本からは2都市が入りました!

何処でも“住めば都”と言いますがやはりランクに入ると嬉しいもの。コロナの影響で今年はヨーロッパ勢が少なめの結果でした。

選出基準は教育/インフラ/医療/文化・環境/住みやすさ数値化したもの。

医療に関しては良し悪しだけどメディケアあれば入院費もカバーされるのは大きい!

日本に住んでた僕は日本もとっても住みやすいと思うよ〜

アデレードってこんな場所

オーストラリア南部に位置し、オーストラリアでは五番目の規模を誇る州。
大きすぎず小さすぎないシティは緑豊かで日本人もほかの州に比べ少ないことから留学の穴場に。
文化と芸術の都として知られフェスティバル時期は大人気。
食文化ではワインの生産地としても有名で世界中に質の高いワインを輸出し続けている。

【南オーストラリア/アデレード】
人口は130万人ほどで治安は良い。気候は地中海性気候で日本とは四季が真逆。
教会が多くヨーロッパの街並みをもつシティはとてもコンパクト。野生動物の宝庫であり州の3分の1は自然保護区である。
内陸部に行けばアウトバックと呼ばれる激乾燥地帯もありクロコダイルダンディーな体験も可能。海もあり丘もあり緑も多いうえ他の州より生活費は抑えることができるため“住みやすい都市”とされている。
日本からの直行便はなし。
オーストラリア人歌手のSiaはアデレード出身。

土地はでっかいけど人口は奈良県ぐらい。

【食べ物が地産地消】
スーパーや市場で買う食材は南オーストラリア産かオーストラリア産が殆ど。
加工品を除けば輸入に頼ってるのは少ない印象。
外食費や家賃は高いオーストラリアだけど野菜や果物、パンにミルクなどの食材達はとってもリーズナブル。自炊派完全圧勝!

ヴィーガンやベジタリアン、宗教上の理由もあるから食文化は多様。レストランも沢山チョイスがあるよ!

【芸術と文化】
フェスティバルシティとして有名なアデレード。
世界四大フリンジである【アデレードフリンジフェスティバル】では約一ヶ月に渡ってパフォーマンスやショー、そして音楽に触れることができる!世界中からアーティストも集まるので街全体がパリピに。
街はそれほど大きくないのに年中イベントを開催。
イベントに行かなくても街中には博物館(大人気)図書館(インスタ映え)沢山のギャラリーがあるので芸術が大好きな人にはもってこいの場所。

毎年1月にある【TOUR DOWN UNDER】(自転車レース)も激アツ!
周りが自転車だらけになるよ〜

【ワインの名産地】
世界レベルで人気のオーストラリアワイン。南オーストラリアはワインの産地と言われ世界中で愛されるワインを作っている。
州の中で一番大きなワインの生産地であるアデレードヒルズは週末にでもなればワイナリーを訪れる人で賑やかに。
オーストラリアではある程度の飲酒であれば運転できるのでドライブがてらワインを楽しむのが可能。

デート先はワイナリー、贈り物もワイン、アペリティフはもちろんワインっていうぐらいワイン人気です。

【ecoシティ】
1990年代に缶瓶のリサイクルを始めるなど環境問題に昔から取り組んできた南オーストラリア。
政府だけでなく住む人のエコ意識も高い。
2009年には再利用できないプラスチックレジ袋を禁止。2020年には使い捨てプラスチック製品を禁止しストローなどもその対象に。
持続可能な都市を目指して太陽光発電によるソーラーバッテリーバスを市内で走行させるなどして大気汚染問題にも取り組んでいる。

未来への投資としてecoには力をいれてこ!

住んでて思う良い所

ここがいいよ!

  • フレンドリーピーポー
  • 湿気が少ない(南オーストラリア)
  • 四季がある
  • 街がコンパクト(南オーストラリア)
  • せかせかしてない(南オーストラリア)
  • 遊びどころに困らない
  • 治安がいい(南オーストラリア)
  • 自然動物が沢山
  • 動物ファースト
  • 移民国家
  • 夜空ばり綺麗
  • コーヒー好きが多い
  • 環境問題への関心の強さ

ぱっと思いつく感じです。
なんせオーストラリアの国土は日本の22倍。
国内でも時差はありますし州によって体感温度もバラバラ。なのでこれは南オーストラリアよりの考えと思っていただければと思います。

【フレンドリーピーポー】
とにかくフレンドリー!買い物のレジでも結構しゃべる、しゃべりかけてくる!
コミュ障にはまぶしいくらいフレンドリーなオーストラリア!早く買い物済ませたい派の私は時々白目になります。
コミュ力お化けが沢山います。

【街がコンパクト】
南オーストラリアはほかの都市に比べ街がとってもコンパクト。日本で言えば明太子県・福岡な感じだと私は思います。
超都会!ではないけど街に出ればある程度の施設や娯楽は揃ってますよ!
夜の繁華街を除いて比較的に治安は安定しています。

【遊びどころに困らない】
海も山も湖も砂漠地帯もある南オーストラリア。遊びどころに困りません。
セントラルマーケットや中華街、ヒルズにはワイナリーやドイツの街。屋外のレジャーは山ほどあります。
マーケットやイベントは常に開催されているのでイベント好きな人にはたまりません。
カンガルー島などホリデーシーズンは沢山の人が郊外で休暇を楽しんでいます。

【自然動物が沢山】
ホントにカンガルーがいます!窓の外みたらコアラが移動中だった、とかもあります。すごいカラフルな鳥とか飛んでます。
オウムがデフォルト!
アニマル大国なので生態系を守るための法律も沢山。
日本でよく見てた野良猫などは全く見た事ありません。

家の目の前を歩いてました。

【移民の人が沢山】
多文化主義のオーストラリア。
移民が多く、その分選択肢やチョイスも様々。人種が違うからこそでてくる食文化などにも見事に対応していて住みやすい国として選ばれる理由が分かります。言語も様々なので完ぺきに英語をしゃべらないと!っていうのが全くないです。
多国籍な分、レストランなどの食のジャンルはめちゃくちゃあります。

【毎日見れる天の川】
オーストラリアの南側は大気汚染が少なく夜空がとってもクリア。その綺麗さは星空ツアーがあるほどです。
見上げたらマジ銀河!(当たり前)
数年住んでても見上げる度に感動します。漫画で見るような天の川!南半球でしか見られない南十字座(通称 サザンクロス)もばっちり見ることができます。

【コーヒー好きが多い】
オーストラリアはカフェ大国。そしてコーヒーに関してはとっても煩い!
独特のコーヒー文化がありバリスタの専門学校があるほどコーヒーに本気の国。自宅で飲むコーヒーもマシーンも本格的な物が多く、家でも外でもみなコーヒーをエンジョイしています。
南オーストラリアにはスタバがありません。独特のコーヒー文化があるのでチェーン店よりも地元のカフェが人気なのです。私はスタバよりも純喫茶を愛する人なのでスタバがなくても問題なし。

【生活に溶け込むリサイクル】
物を捨てる前にまずは各分野のシェルターへ。洋服もちょっとした物も家具も本も殆ど無料で寄付出来ます。
洋服なんかは街に大きなボックスが設置してあるのでそれに入れるだけ。
“Opshop”と呼ばれるリサイクル品を売るお店はスタッフもボランティアで賄っています。”捨てる前にまずリサイクル”をというECO精神はこちらではスタンダードで生活しだすと私もそのマインドに見事に変わりました。
Opshopで出た利益は施設運営や地元のコミュニティに還元されます。

余談ですがボランティアも盛んです。私はお年寄りへのミールデリバリーのボランティアに参加していますが食材の確保から制作、デリバリーまですべてボランティアでまわしています。ボランティアへの労いも手厚く、年に数回は映画の無料チケットや地元のカフェで使えるお食事券を頂いたりとボランティアなのにいいの?と思うほど。ボランティアの種類にもよりますがミールデリバリーのボランティアには無犯罪証明書を警察から発行してもらう+面接など結構かたいです。

【おまけ】
他にも建築物が見てて面白い!っていうのがあります。
全体的には圧倒的に古い建物が多いですが古い建物に現代的なものを加えていたりして興味深いです。

出不精ですが年末にあるシティでのカウントダウンだけは別。
ステージ前で踊り狂います!

僕は踊り狂うあぶらを警備!

コロナの影響で今はないけどね!

住んでいて思うここが難点!

車必須社会。
ここがちょっと困る!

  • 紫外線&乾燥がすごい
  • 一日の寒暖差が激しい(南オーストラリア)
  • お店の閉店時間が早い
  • カンガルーがぶつかってくる
  • デリバリーはゆっくり
  • 電気代は世界トップクラス(南オーストラリア)
  • ユニクロやMUJIはまだない(南オーストラリア)
  • 山火事の恐怖

【寒暖差が激しい】
土地が変われば気候が変わるのも当たり前で。年中暖かいイメージのオーストラリアですが南オーストラリアは結構寒い!
夏の昼は30度越えなどありますが夜は15度下がるなどザラであります。
一日の中で四季がある感じで朝は春、昼は夏、夕方は秋、夜は冬と思ってます。
湿気がないので蒸し暑いなどはないですけど夏でもパーカーはあった方がよし。
紫外線も激強なので日焼け止めも必須!

【野生動物アタック】
オーストラリアは動物ファーストの国。動物や植物の生態系を守ることが最優先なので空港の検疫もめちゃくちゃ厳しいので有名。
フリーウェイなどでカンガルーがぶつかっても“気を付けなかった人間の過失”になります。なので夜の走行はめちゃめちゃ気を付けなければいけません。カンガルー以外にもポッサムやキツネ、コアラも道を横断するので深夜のストリートは気を付けて!

【時間に関してはゆっくりめ】
配達物は基本的に一週間以内に届けば早い方。
とにかく土地が広いんで届くのに時間がかかります。
営業時間も短く24時間営業のお店も少ないです。週末や祝日はちゃんと休むところが多いのでお買い物は計画的に。

【電気代は世界トップクラス】
オーストラリア全体で光熱費は高額。その中でも電気代が南オーストラリアは一番高いです。
世界有数の資源大国であるオーストラリアなのに電気代が高い理由は“電力供給網の整備の遅れ”だそう。
三ヶ月に一度来る請求書は毎回緊張します。とくに暖房使う冬。
電気代節約のためにソーラーパネルを設置する家はめちゃ多いです。

【ユニクロはよこい】
凄い個人的がですがユニクロとMUJIが南オーストラリアに来てほしい!
今のとこオンラインではどちらも購入可能。(MUJIは選択肢少なめ)
私は何でもオンライン派ですがサイズ感が分からないものとかがあると店舗に行きたくなります。

【山火事の恐怖】
オーストラリアで年々深刻化する山火事。私も何度かその恐怖を目の当たりにしました。
気温が高く乾燥が激しい夏は特に注意が必要で屋外でのバーベキューも禁止されてしまうことも。逃げ遅れた動物などをニュースで見るたびに心が痛くなります。

電気代は世界一らしいよ。

アマゾンプライムがあまりプライムしてない件もあり。

おわりに

住みやすい都市アデレードに移住して数年。環境は正直住みやすいです!
南オーストラリアというよりはきっとオーストラリア自体が住みやすいと言えます。

移住当初”なんでもすぐに揃う日本”からやってきた私にとってオーストラリアのゆっくり具合とかイージー加減は結構堪えました。
ですが住んでみて思うのが”せかせかしてもいいことない”ということ。国土の広さに比例して人々の心も広い。

南オーストラリアはシドニーやメルボルンよりもまだまだ不便なことが多いです。でもその不便さを自分でどうにかしていくライフハックが今はだんだんと身についてきました。無いなら作ればいい、不便ならそれを受け入れて別の道を見つけたらいいという感じ。

作ることが好きな自分にとっては試行錯誤しながら生きる今はとても楽しいです。そしてその土地でのやりかたに感銘を受ける日々。

私は出不精なので決まった範囲でしか動きませんがインスタ映えする場所や観光名所などたっくさんあります。カフェ巡りやビーチ、建築物が大好きな人にとっては最高の場所まちがいなし!

日本からの直行便はまだないですが別の州に来たついでに車でロードトリップでもしながらアデレードに来てみてはいかがでしょう(/・ω・)/

直行便が出来たら最高。