船便がやってきた【国際郵便】

前略、母上様

月頃、謎の疫病で両国鎖国状態となり気づけば此方は桃の蕾がほころぶ季節になりました。
国へのお里帰りも許されず母上様の事を想っては毎夜枕を濡らしております。
「嗚呼、母上様のすき焼きが食べたい。願わくばセブンイレブンの塩むすびなど
。」そう呟いては空に問うておる日々でございます。
不躾な便りでございますが母上様がふたつき前に送ってくだすった船の荷がわたくしのもとへ時間を旅して参ったことをお知らせ致したく筆をとりました。
長旅でやや外装が疲労の色をかもしておりますが荷は無事でございました。
ありがたう、嗚呼ありがたう。
鎖国続きの世の中、母上さまからの荷を手にすることができるなどこの上ない幸せがありますでしょうか。
荷を解くたびに溢れる母上様の愛をわたくしはどこかへ残しておかなければ。そう使命にかられわたくしの《だいありぃ》にしたためることに致しました。
お時間が許すときに目をとおしていただけたら本望でございます
。         あらあらかしこ あぶら


とうことで!8月後半に日本から船便が届きました。
嬉しい、猛烈に嬉しかった!
現在コロナの影響で日本⇔オーストラリア間の郵便荷物は大幅に制限中。
もちろん世界中がコロナの影響くらってますが国によっては少し軽減されていたり遅延だけで通常と変わらない程度に送れるという国もあるそうで。
そんな中8000㎞旅をしてやってきた船便!期間にしておよそ2ヶ月。よくぞご無事で 喜
自宅警備員deコミュ障にとって郵便やデリバリーって神的存在。
オーストラリアは日本と郵便/宅配事情が違うので不便だなぁと思う部分は正直あります。だからこそ今はたまにやってくる荷物や手紙が嬉しい。たとえ時間がかかっても。
今回は日本から海外へ国際小包を送る際にどんな種類のものがあるか、そして私が使った船便の優秀さを知ってほしい!それだけのブログです(/・ω・)/
終わりには“こんなもの海超えて送ってまでいる?”という私の今回船便で送って貰ったものも載せてます 笑

コロナによる日豪間の郵便サービスの停止

通達が出てから5ヶ月、今も日豪間サービスは限られてます。

2020年4月10日 日本郵便からオーストラリアポストへのEMS/航空通常郵便物(航空便/SAL便)/小包郵便物の取り扱い停止。
2020年6月2日 オーストラリアポストも日本郵便へのExpress service 以外の郵便受付を停止。

この対応は日本政府の方が早かった!

可能な日豪間の郵便サービス(2020年9月15日現在)

日本→オーストラリア 船便のみ
オーストラリア→日本 エクスプレスサービス/スタンダードサービスが可能。遅延あり 

飛行機が動いてないから流通もかなり制限中!

民間の国際宅配サービスという手もある

郵便局だけではなく民間のサービスもあります。

郵便局からの発送に慣れてるとどうしても金額が高く感じてしまう。。。!

民間の宅配サービスは関税がかかるのでそれもネックだお。(郵便は物による)

国際郵便の発送方法と金額

日本からオーストラリアへ2㎏の荷物を送る金額の目安です。
運送便・通関・現地の状況により日数は異なります。
郵便局HPで詳しく計算できます→【料金/日数を調べる】 【発送方法の比較】

例えば福岡県から南オーストラリア州へ2kgの荷物をおくると

発送方法到着日数の目安金額 2㎏と仮定
EMS(国際スピード便)4日程度4500円(損害賠償制度有)
国際eパケット7〜10日変動有最大2㎏まで3065円
(国際書留料410円含む)
航空便8日程度小形包装物 2760円
小形包装物 (国際書留付) 3170円
国際小包 5050円
SAL便2〜3週間程度小形包装物 2080円
国際小包 3850円
船便2〜3ヶ月小形包装物 1080円
国際小包 2350円

私は食品があればSAL便、気長に待てる物は船便で送ったり送ってもらうようにしてます!

船便は追跡もできるので今のとこめちゃめちゃ優秀!ヘビロテ!

荷物の発送方法によって伝票が変わります。
わからない場合は郵便局で聞いてみてください。親切に教えてくれますよ!

国際郵便を利用する際の注意点

海を越えて送るわけだからなるべくミスは減らしたい!

  • しっかりした梱包材でパッキング
  • 使用する段ボールは絶対、果物や野菜の絵が描いたものは使わないで。(入国できません)
  • 液体類は漏れがないようにビニール等で包むこと
  • 送っていいものか分からない場合はググるか郵便局で聞く
  • 住所、インボイス等の書き間違いがないように
  • 関税の有無を調べる

もし初めて日本以外の国へ荷物を送る場合、必ず読んでほしい!⇒これは送れません!
そしてオーストラリアはさらに厳しい検疫があるため送る際は十分にチェックしてください。
特に食品類!まじで厳しい
以前、母が乾燥密閉してある小豆を送ってくれたのですがそれが“オーストラリアの自然に害を及ぼす可能性がある”という理由で抜かれて捨てられた上、荷物自体が日本に送り返されたことがあります。
和菓子が好きな私のためにと思って母が入れた小豆が“危険な種子”に分類されたんですね。
普通、荷物にダメなものが入っていたら抜かれて適当に梱包しなおされてこちらに届くのですが
送り返すって手間!手間しかない!小豆そんな危険なのか!ってなりました。
普通に小豆送ってもらったよーって人もいるのでこれはもう検疫の運だと思います。

船便の良さ

私が船便をよく利用するのはやはりコスパの良さです。
国際小包って大きさや重量で決まるので腐らない重いものはもう船便一択。今は追跡機能も(完璧じゃないけど)ついてるので特に不便に感じたことはないです。
追跡機能は実際にこんな感じ↓↓↓

追跡番号さえあれば日本郵便の追跡/オーストラリアポストのトラッキング、どちらからでも確認可能。

7月2日 明太子県出発 ↓
7月6日 神奈川県到着/出発待ち ↓
8月20日 シドニー到着/通関待ち ↓
8 月26日 南オーストラリア到着/受け取り完了


海を渡ってる間は追跡不可ですが国内に到着してることさえわかれば安心できます。
コロナで州境が閉鎖されていますがそれでもこのスピードで届くのは優秀。
インターネットがあるお陰で手軽に追跡。助かる!

なんかトラブルがあったら「二度と船便使うか!」って絶対言うだろうなぁ。。

おわりに

当たり前にあった国際郵便サービス。こういう状況になってはじめて便利な世の中に住んでいたんだなぁと実感。
選択肢が少ない今だからこそ思い知ることばかりです。
今回は一時帰国の際に持って帰ろうと思って集めていたものを送って貰いました。
国によって郵便事情は違いますが日本の郵便システムは素晴らしい。
もし海外に荷物を送ることがあれば覚えていてほしい、船便は便利だし荷物が届くと海外在住者はめちゃくちゃ喜ぶということを。
みんながみんなアジアングローサリーのある場所に住んでいるわけではないので日本の物が手に入るって2ヶ月待っても嬉しいものです。
そして手間暇かけて梱包・英語での伝票作業してくれる家族にも感謝!ウナギでも送ります。
早くコロナが収束して前のような流通状態にもどればな。それまでは船便バリバリ使います。
ありがとう船便!そして母上さま!
(ちなみにSAL便も推してます)

今回やってきたもの↓

こっちで買えないこともないけど激高なので買って送ってもらった調味料。

送料考えると何とも言えませんが船便だと一気にどかっと送れるので。
とくに愛用の醤油がほんとに嬉しい!この味で育ちました。
お好み焼きソースはずっと手作りしてましたが時短になるので大きいのを。自宅警備員のくせに楽はしたい。
濃い口ごま油も美味しいですよ〜
しっかり梱包されていたので漏れもなし。

重いものはほぼアマゾンにお世話になってます。
タイムセールあったりしますし(/・ω・)/

母上お手製マスク。これを一番待っていました!

私の住む南オーストラリアは最近マスクの店頭販売を見かけるように。
実際に外でマスク姿の人を見るかというとチラホラなのですが備えあれば患いなし。家族全員分作ってくれてホントにありがたい。
家の中の乾燥が激しいので私は毎日寝る前につけて寝てます。

自宅警備員、キッチングッズは毎日つかうので新調したものチラホラ。
こちらで買えるものもありますが軽いので気にせず買いました。

ニューバランスのインソール。

愛用。使いだしたらハマります。歩くの楽しくなる。オイルの分も買いました。
母にもついでに送ったらウォーキングする母は追加で購入するくらい気に入ってました。
時々外仕事でよく歩くしこれはホントにマスト!

家中の靴にこれ敷き詰めたい。自宅警備員としてはいつかニューバランスが室内用快適スリッパだしてくれないかなと思います。

早く食品が送れる日が来ますように!
おいしい出汁がほしいの!