オーストラリアでLLTEZ手術。
7月にオーストラリアで宮頸がん検診を受けてから数ヶ月。
ついにやってきた最終章!
私のオーストラリアでの子宮頸がん検査の道のり↓
ドキドキの細胞診
まさかの精密検査、コルポスコピー!
外国で初めての手術!
なんなら手術自体数十年ぶり(/・ω・)/
今回は私のLLETZ手術体験記。
外国で同じ処置をされる方の参考になれば幸いです。
LLETZ手術って?
出典:Jo’s cervical cancer trust
LLETZとはLarge loop excision of the transformation zoneの略語です。
大きな電気ループを用いた円錐切除術で子宮頚部の前癌病変を治療する最も一般的な方法と言われています。
電流が流れるワイヤーループを使い患部を取り除きます。
LEEP術ともいわれ日帰り手術が可能です。
手術当日から手術後までの流れ
①手術日の確定
(あくまで私の場合。)
手術日は突然決まりました。
というのも大きな病院で受ける手術ですが私の場合、クリニックで診てくれていたドクターが大きな病院に出張してオペを担当してくれることになったからです。
そのためドクターと病院の都合をまず合わせてそして私に確認という流れでした。
コルポスコピー検査を受けたクリニックから電話があり日にちの調整。
大体30日以内に手術日を決めて90日以内には手術ですかねー的な感じだったのですが電話では3週間後に決行しますとのこと。
おお!結構急にくるなと思いつつスケジュールを確認。
私、その日、生理やん。
タイミングわっる!
女性ならあるあるかもしれません。
毎月の事なので自然なのですが、気まずい!
せっかく予定組んでくれたのに〜とがっくりしながらスタッフに伝えました。
すみません。その日は生理なので別の日にできますか?
生理中でもドクターは構いませんよ。2日目とかじゃなければします!
今のところだと4日目にあたりますが確約できないので。。。
問題ないですよ〜!しましょう!
あ、遅れたら二日目にぶち当たる可能性も。。。
しましょう!(圧)
子宮周りの手術をするのに、生理になるタイミングの悪さ。
そして日にちをかえてもらおーという私の思いも虚しくクリニックのスタッフにごり押しされ生理中でのLEETZ手術が決まりました。
実は担当のドクターは臨月でそれもあり早めに調整したのかもしれません。
手術当日まで生理2日目に当たらないように祈ってましたがまんまと生理2日目で手術日を迎える運びとなりました。
運悪すぎる。。。。
②手術2週間前の連絡
手術日2週間前に手術をする病院から電話がありました。
注意事項とお願いの連絡です。
・コロナ禍なので付き添いは禁止。
・コロナワクチンを受けているかの確認。
・手術前の72時間以内にPCR検査を受ける事。
コロナがなければ付き添いもいて心強かっただろうにと思いながら大人しくPCR検査を受けに行きました。
③手術前日の連絡
手術日前日に病院から連絡があり当日の病院入りの時間を教えて貰いました。
前日の夜12時以降のファスティングの指示、鎮痛剤などの薬の使用禁止を教えてもらいました。
他にはボディピアスなどはずべて外すこと、高価なものの持ち込み禁止など言われました。
④手術当日の朝 (いざ出陣!)
当日は楽な格好にドすっぴんで参戦。
お水の摂取は朝の7時までだったと思います。めっちゃ飲みました。
もう生理2日目でお腹痛いわお腹すいてるわ緊張してるわで無言。オイル(夫)も引くぐらい無言。
朝の9時に病院に到着。
入り口でオイルとは別れ【DAY SURGERY(日帰り手術)】の場所へ無事土俵入りいたしました。
⑤手術開始までのあれこれ
【DAY SURGERY】の場所へ着くとインターフォンを推して看護師さんが来るのを待ちました。
コロナ禍なので病院は厳戒態勢。
ドアを開けてくれ待合室を抜けて個室で当日の流れと確認事項を。
・生年月日と手術の内容の確認
・過去の病歴の確認
・電気メスを使うのでボディピアス等の金属の確認
・体重測定(麻酔用)
・麻酔科のドクターから後でお話しがあるよ。等。
この後手術着に着替えるのですが生理中であることを伝えるとナプキン一体型な紙パンツ頂けました。
それと紙袋も渡され新しい下着を入れて渡すように言われました。術後に穿かせてもらえるそう。
着替えるタイミングで尿検査もありました。
待合室には手術着をきた老若男女が待機していて結構着こまされていてみな雪だるま状態。私ももれなく雪だるま状態に。
20分ほど待つと看護師さんによばれ別の待合室に移動。
椅子がグレードアップしマッサージチェアみたいないいやつに。
ここではサンタクロースのようなじいさんと二人きりになりました。
ここで事件発生。
サンタのじいさんが腰にかけていたブランケットが床に落ちてしまったのです。
当然手術着の下はMAPPA。座ったときに手術着が上に上がったのかサンタのじいさんのCHINが丸見えに。
おおおおおおおおおお、じいさん!
CHINみえとるぞ!
向かい合って座っていたため超絶気まずい雰囲気に。
しかもサンタのじいさん、両手をけがしてるらしくブランケットを拾い上げることができない。
看護師さんも近くにいない。私がブランケットかけたらセクハラとか言われてしまうかもと数分格闘。
でもCHIN丸見えのサンタのじいさんが一番つらいし、寒そうと思い勇気を出してブランケットを拾いました。
サンタのじいさんに「若い女性にブランケットかけてくれとは自分から言えなかった。セクハラになる気がして。」といわれもっと早くブランケット拾ってあげればよかったと。サンタのじいさんのブランケット事件のおかげでずっとしていた緊張が結構ほぐれました。
そして麻酔科のドクター登場。
薬のアレルギーの確認と局部麻酔の説明を受けました。
私は局部麻酔だと手術中に意識があるものだと思い手術中の談笑上手くできるかなーとか考えてました。コミュ障の人ならこの感じわかるはず。
英語の聞き取りもぼやぼやしてますがなんとかここまでたどり着きました。
⑥LEETZ手術、そして回復室へ
ついにこの時がやってきました。
名前が呼ばれ看護師さん連れられ手術室へ。
わぁ、ERの世界ヒア!
担当のドクターにも再会し、また手術の内容の確認を受けました。
始まるまでしばし世間話を。
そして注射をして(パラセタモールの注射?っていってたような。)酸素マスクを。その時点でジャズの話をしてたんですが、、、
ここから記憶一切なし!
気づいたら私は回復室のベットに移動していました。
局部麻酔と何度も言われていたのになぜか記憶と意識が全くなかった。
時間は40分ぐらい経過していました。
下腹部は変な感じがするし麻酔のせいで呆然としていたら看護師さんが「お腹すいたでしょ?サンドウィッチとコーヒーもってきましょうね」と。
優しいいいいいいいいいい。
周りを見渡したらほかの日帰り手術が終わった人もいてみなサンドウィッチほおばっていました。お腹すいたよね。
回復室にいたのは1時間くらいでその間にスタッフの方がお迎え人(オイル)に電話してくれていました。
私もその間にノロノロと着替えをし、回復室で座ってまってました。
オイルが病院のレセプションに到着すると車いすでスタッフの方がレセプションまでお見送り。
朝の9時に土俵入りしてからかれこれ数時間たち、家についたのはお昼の2時でした。
取り除いた細胞はさらに詳しく病理検査へ!まだ終わりではない!
全身麻酔じゃないのに記憶がなくなったのが最大の謎。
術後のあれこれ
術後は言われていた通り1カ月は出血が続きました。
生理のような出血もあればオリモノぐらいの出血も。下腹部も2週間ぐらいは変な感じでした。くしゃみしたら激痛とか。
病院から事前に頂いた術後の指示↓
・4週間はプールや湯舟につかるの禁止。
・リフティングや重いものを持つの控える。
・4週間は性交渉禁止。
・タンポンの使用も禁止。
手術から1週間後、通っていたクリニックから術後の体調確認の電話がありました。
オーストラリアの病院はこういうとこマメだよなぁと感心。
その2日後にはドクターからテキストがきて取り除いた細胞にがん細胞はなかったとの報告。
いいニュースだよ!と題名に書いてあって本当に嬉しかったです。
ですがCIN2だった細胞はCIN3にレベルアップしてました。早くやっといてよかったです。
手術から5週間後、再度クリニックで検査を受け異常がなくこれにてひとまず安心というとこまで来ました。
1年後にまた子宮頸がん検査を受けて再度チェックの予定です。
検査やリポートは私立病院で受けたので少し支払いましたが、手術自体はメディケア適応で無料で受けることが出来ました!
おわりに
オーストラリアにきて子宮頸がん検査に引っかかり処置をするまでのあれこれを綴りました。
7月に初めの検査を受けてから約半年。長いような短いような。
2年前にはなかったHPVウィルスを発見できたのは定期検査のお蔭。さらに無料で手術を受けさせてくれたのはオーストラリアの医療制度のお蔭。
普段医療システムにブーブー言ってごめんなさい。感謝してます。
手術までの期間、オーストラリアや外国でこの手の手術を受けた方のブログなどに沢山助けられました。
外国で手術受けるって結構メンタルくるとおもうので。
手順や流れが事前に把握できたので死ぬほどビビらなくてすみました。
私の語学力は数年住んでるわりにはっきり言って低いです。
ですが通訳を付けることなく今回対応できたので英語に自信の無い方でもなんとかなるはず。
もちろん不安な時は人に聞きまくって頼りまくってください。体に関することは恥もかき捨て。
ストレートな英語でも単語だけでもいいです、バンバン言いましょう!
オーストラリアの病院にかかってみて思うのが電話でのやり取りが結構あるなぁということ。
私は通話録音アプリを入れていて毎回の電話を記録して不安な部分は後で周りの人に聞いて確認しています。
私的によくあるのが時間や日時の英語の聞き間違い。
通話録音アプリのお蔭で電話のハードルがだいぶ柔らかくなるのでホントにおススメです。
何事も早期発見。
30代に入って体の不調や変化は多くなり改めて健康であることが一番だなと身に染みています。受けれる検査はすぐ受けて何事も早めに対処しようと思います!
検査の手紙を送ってくれた政府、超有能。感謝!
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