医療事情と常備薬(現在負傷中)
今年のはじめに自分の不注意で足にケガをし2月に入った今でも生活に支障をきたしているあぶらです。
いや、何ならもう3月なるやん(´・ω・`)
はじめは小さな傷だわぁぐらいで気にもしてなかったのに日がたつにつれ傷口が広がり歩行困難になるほどに。
化膿などはしてないのですが動く場所に傷が出来てしまったため中々安定せず。。。
現在はゆっくりと回復に向っていますがマックスでケガが痛いときにはもう毎日がお通夜ぐらいの勢いの精神状態でした。
最低限の自宅警備しかできず仕事もままならず。
痛いお蔭で思考までネガティブになり悪循環。
いつも思うんですよね"あぁ、私はなんて余計なことをするんだろう"と。
オーストラリアにきて数年たちますが幸いこれまで大きな病気やケガをしなかった私。
もちろん自分の事で病院に行くことはありませんでした。お見舞いだけは人一倍行ってます。
今回の事でついに病院デビューかも?と思いましたがどうやら回避出来そう。
もう少し自己治癒力に任せてみます。これは自宅警備員だからできること。
外にお仕事行ってる人はケガして二週間様子見て治りが遅いようなら病院行きをおすすめします。餅は餅屋(/・ω・)/
それにしても外国で医療機関にお世話になるってなかなかハードルが高い。
普段使う言葉ではなくより専門的な言葉が求められるし医療システムや保険システムも日本と違う!
今回は未だにケガに悶える私からオーストラリアの医療事情と備えておいて損はない常備薬について少しどうぞ(/・ω・)/
オーストラリアの医療事情
オーストラリアでは風邪をひこうが骨折しようがアレルギーが出ようが先ずGP(General Practitioner)と呼ばれる総合審査医にかかります。
日本のように初めから専門医(内科・整形外科・皮膚科・耳鼻科など)にダイレクトに受診することはできません。
どんな症状であれ初めにGPを予約し受診。そこで薬などが処方さたらそのまま処方箋もって薬局(Chemist)へ。
GPが専門的な検査が必要と診断した場合ようやく専門医(Specialist)へ。どれも事前の予約が必要です。
もしレントゲンや超音波などが必要な場合GPが判断⇒別の施設で撮影⇒GPの元に結果が届き次第また診察…となかなか時間がかかります。
この制度のおかげか国民性かは定かではありませんがちょっとやそっとの事ではオーストラリアに住む人は病院に行きません。
体がきつかったら食べ物たべてとにかく寝る!休んで、休んで!という感じ。
薬飲んで無理して動くよりちゃんと体を休めるという根本的なことを思い出させてくれる、それがオーストラリア。
ちなみに主要な都市では日本人医師や看護師、通訳の方が在籍している病院もあります!
日本の医療制度になれていると少し不便に感じるけど"とにかくちゃんと休む"ができる国です。
学校の先生も具合が悪ければすぐ休むよ。体が資本だからね!
オーストラリアの医療保険制度
日本で言う国民健康保険、それが公的医療制度であるメディケア(Medicare)
オーストラリア市民権・永住権保持者が対象です。
メディケアカードがあればGPでの診察や公立病院での入院・治療・出産費用は全額カバー。私立病院での一部の医療費も補助されます。※歯科や眼科、救急車要請などは対象外。
大体のことはカバーしてくれるメディケアですがよりよいトリートメントが欲しければ民間保険会社に加入することもできます。
メディケアは最低限の事をしてくれますがプライベート保険があればより安心。
特に歯科にかかろうと思えばメディケアは適応外で激高。プライベート保険(歯科治療があるやつ)に入ってても高っ!ということなので歯科にかかりたいという人は民間保険会社に入ってる人が多いです。
歯医者に関しては日本のシステムと金額は神。
私も一時帰国の際は必ず歯科検診を受けます。
メディケアがあれば婦人科系の病気の検診などは無料です。お薬代だけが自費!
留学生やワーキングホリデーの人はプライベート保険必須!
ドクターも選べるし待遇がいいお(/・ω・)/
眼鏡作るときも保険が適応されてメディケアがあれば診察無料だよ!
(メガネ自体は結構いい値段したりする)
救急車は有料
以前、道端でケガをしてうずくまるおっちゃんを発見したことがあるあぶら一家。
意識が朦朧としていたので迷わず救急車を呼びました。
ほどなくして救急車と救急隊が到着し一安心と思いきや着いたはしから救急隊員がおっちゃんに聞くのです「救急車の保険はいってる?」と。
おっちゃんは朦朧としながらも言いました。「は、は、はいって、、ない。」
え?速攻病院連れて行かないの?なんで?おっちゃんケガもしてるし震えてるよ?と一瞬頭がカッとなりました。
私は知らなかったのです。
ここでは救急車は有料でしかも高いということを!
救急隊員はおっちゃんが救急車の保険を持ってないことを確認すると家族に連絡とって車で家族が迎えに来るまで一緒にいけあげることを約束。
まさかのその場待機。搬送なし!
これにはびっくりしましたがのちに救急車を使用した場合の金額を聞いてさらにびっくり。
南オーストラリア州ではもし保険なしで救急車に乗った場合$1,025〜($6/km加算)かかります!
おうおうおう、結構いいお値段ではないか!
州によって金額は前後しますがオーストラリアで救急車使うとだいたいこれ具合かかると思ってください。
無料の州もありますが基本有料と考えた方が◎。
救急隊員もちゃんと搬送するまえにちゃんと聞くのはこのためだったのね、と納得。
あの時は何ですぐに搬送しないんだ!とモヤモヤしましたが家族が来るまで一緒にいてくれた救急隊員に感謝です。それは多分無料だし。
目に見えてヤバそうな傷や病気じゃないとちょっと呼ぶの躊躇う。
もし保険もってない人だったら大きなお世話になりうる事件。
そう、ちゃんと救急車用の保険があるのです!
それがAmbulance cover
救急車の費用はメディケアの対象外であり、民間の保険会社に加入していても保険が救急車の費用をカバーしてない場合がります。
年配の方や持病がある人はマストで入っていた方がいいやつ!
オイル祖母もペンダント型の救急車要請ボタンを持っていて具合が悪くなるとすぐに救急車を呼べるようにしています。
州によって金額などは違いますが南オーストラリアの救急車保険は年間これくらいです↓
南オーストラリアの場合 | スタンダードカバー | スタンダード+州間 |
家族プラン | $176 | $208 |
シングルプラン | $88.5 | $104.60 |
年金受給者家族プラン | $106 | $138.00 |
年金受給者シングルプラン | $53.50 | $69.60 |
家族プランが圧倒的にお得!うちも入ろうか!
こう見ると入って損はないかも。掛け捨てでも。
この救急車保険に入っていると輸送中の治療もカバーされるとのこと。
最悪の事を考えると買える安心はあった方がよい!
家庭の常備薬色々
“GPで処方箋を貰い薬局で薬を受け取ってみたらスーパーマーケットでも売ってる薬だった"こんなことはオーストラリアでは多々あります。
処方箋があるのに市販薬?と疑問もありますが逆に処方箋ないけど薬局内の薬剤師に相談すれば場合によってお医者さんがくれるレベルのお薬を買うこともできます。
めっちゃ質問攻めにあうけどね!
備えあれば患いなしということで。
我が家の常備薬のご紹介。
世界共通絆創膏
もう何も言うことはない!説明不要!
オーストラリアで常備薬のリーダーと言えば
Panadol パナドール!
主成分はパラセタモール(Paracetamol)で日本でいうとことのアセトアミノフェンです。
発熱があればパナドール。悪寒がすればパナドール。頭痛でもパナドール。歯痛もイケるよパナドール。風邪ひいてもとりまパナドール。
とにかくパナドールは国民支持率が高い常備薬!
アスピリンやイブプロフェンと違い抗炎症作用があまりないため妊婦さんやお子様も服用可。
見ての通り一錠が大きいのがネック。
12歳以上は一回につき2錠服用と書いてますがますは1錠で様子をることをおススメします。
Panadol Cold&Ful
パナドール コールド&フル
パナドールの風邪に特化したやつ。
頭痛・体の痛み・鼻水・鼻詰まり・喉の痛み・解熱にどうぞ(/・ω・)/
Buscopan ブスコパン
日本だと同じ名前の商品ありますね!
痙攣を伴う胃痛・腹痛・さしこみに。
Lemsip レムシップ
お湯で溶かして飲むタイプの風邪薬。
鼻水・鼻詰まり・頭痛・喉の痛み・体の痛み・解熱に。
一番お世話になってるレムシップ。
これ飲んで寝たらすぐに治ります(/・ω・)/
Gaviscon
ガビスコン
ぼりぼり噛むタイプ。これも一錠が大きすぎる。
胸焼け・消化不良に。
Proctosedyl プロクトセディル
痔の痛みや痒みを緩和してくれるクリーム。
細長いノズルもついてるのでお尻に注入することもできます。
痔の緩和・炎症や腫れ、痒みの軽減に。
別メーカーで座薬タイプもあり!
防水テープとヒーリング軟膏
擦り傷や刺し傷に。
ケガしたところを流水で洗い、この軟膏を塗ってバンドエイドなどをすると自家製キズパワーパッドの完成!ニ倍の速さで傷を治し傷跡も極力残さないようにするもの。
上から防水テープなどをはるとシャワーもOK!
Zyrtec
ジルテック
花粉症やアレルギーに。
花粉症状(クシャミ・鼻水・鼻詰まり・目のかゆみや涙目)やアレルギー症状(蕁麻疹)に。
Insect repellent インセクト
虫よけのロールオンタイプ。
オーストラリア産ティーツリーオイルを使った虫よけ。
肌に直接塗るタイプの防虫剤。少しヒヤッとしてレモンとティーツリーの良い香りがします!
虫のいるとこにはマスト!ちょっとスース―する!
お土産にすると地味に喜ばれるお。
The サプリ達
サプリメント大国なのでどのご家庭も何かしらあると思います。
スーパーマーケットでもすごい種類のサプリが置いてあるのでサプリ好きにはオーストラリアは天国。
私も気が向いたときに飲んでます。
日本から持ってきた薬で便利だなと思うのは整腸剤と冷えピタと抗菌目薬。
一時帰国の時に買ったり送って貰ったりは未だにしてます!
対処法の違い(あぶらあげ警備隊調べ)
もし風邪をひいたらシャワーって浴びますか?
私は昔から風邪をひいたらシャワーに入るのは控えていました。湯冷めするからという理由で。
しかしオーストラリア式では風邪ひいたら率先してシャワー浴びます。風邪ひいたらチキンスープ飲んでシャワー浴びる、これが鉄板。
日本だと湯冷めして悪化させちゃダメと言われてきましたがこちらでは真逆なのです。汗を洗い流してスッキリしよう!てな感じで。
国が違えば対処法も違う〜
今では体調悪くてもシャワー浴びます。案外取り入れたら快適な真逆の習慣が沢山あるお(/・ω・)/
オーストラリアの人はホントに風邪ぐらいじゃ病院行かないよ!
行ってもあんま意味ないし!
おわりに
“体が資本"といいますが年を取ってその意味が分かるように。
異国で病気になるといらぬ心配や焦りも出てきて余計に悪化するなんてことも無きにしも非ず。(私がそう)
お医者さんに診てもらうのも手ですが先ずはゆっくり体を休めるということ。
風邪ひとつでも国が違えば対処法が違うのでまずは試してみて自分に合う方を見つけ出すことですね。
オーストラリアではメディケアがあれば公立病院でのもろもろはカバーされますが歯科などの事考えるとやはり日本の医療制度が恋しくなります。
ですがオーストラリアに来てより強く感じた”具合が悪ければ働かない、動かない、とにかく寝る”精神はとてもいいものです。
風邪ぐらいでは病院に行かない国なので自己治癒力がみんな高そうと日々思います。
平均寿命も高いの納得。
何処の国でもあった方がいいのはやっぱり保険ですね。
海外旅行の際も必須ですが現地で暮らしていても見直さなきゃと思います!
普段適当な英語で過ごしてますが、病気系の英語だけはちゃんと覚えるようにしています。ジャスティンケース。
犬の病院でも症状と経過はあらかじめメモに書いてきます!聞き取れないとこは逆にメモに書いてもらいます!
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